資料室

神様の導き、兼次宏枝

10月上旬、何人かの友達のことがとても気になっていたことがありました。何でこんなに気になるのか、それも信仰的な事で気になってしまって、自分は何て嫌な人間だろう、自分だって人の事言えるようなものじゃないのにと思っていました。そんな自分が嫌で、神様に、「どうか人のことを気にしなくてすむようにしてください」と祈ったのです。しかし、何日祈り続けても、相変わらず気になって仕方なかったのです。

そのため何となく鬱々とした日々が続く中で、ある朝ふと、こんなに気になるということは、もしかしたら神様がこの人達のために祈りなさいと言っているからではないだろうかと思いついたのです。そして、その思いつきは、ジグソーパズルの最後のピースがはまるようにすんなりと心にはまりました。そうか、神様はずっとそう言っていたのに、自分には全く伝わっていなかったのかと、何ともおかしくなりました。神様はきっと、なかなか通じなくてじれったく思われたに違いありません。私はすっきりした気持ちで、その人達のために祈ることができたのです。

結果的に、神様からのメッセージに気づくことができたとは言え、もっとすぐに気がつくようになれればなぁと思いました。神様とツーカーの仲になりたいですね。

エリック・ヴァンダー師を通して

そんなある日、私たちの教会の祈祷会に、ニュージーランドのニューウェイカレッジというミッション系の学校で学生たちへの伝道とカウンセラーをしていらっしゃるエリック・ヴァンダー氏がいらしてくださり、お会いして証を聞く機会がありました。

その証には本当に励まされ(実際、エリックさんは、「今日この事を証しするように神様から示されたので、この場にいる誰かのためになればいいのですが」とおっしゃっていました)、その証を通して神様が語りかけてくださったのですが、何より良かったのは、最近私の心に気にかかっていたことに対するアドバイスと私自身のことを示されたことです。

証の後、エリックさんが皆さんの中で何か祈って欲しいことはありますかと尋ねられた時誰も手をあげないので、軽い気持ちで言ったのです。

「神様の愛に気づいてもらうにはどうしたらいいのでしょうか?」と。

それに対してエリックさんは、「その人達のために祈り、そして既にあなたはしていると思いますが、あなたが自分を通してその人達に神様の愛を示すことです。そうすれば、その人達は、あなたを通して神様の愛に気づくことができるでしょう」と言われました。

私はそう言われるまで、そのことを思いもしませんでした。自分は神様の愛を示していただろうか?なんとも自信がありません。考えれば考えるほどしていなかったように思います。それどころか、これまで誰に対しても示していなかったのではないか、と思ったのです。私の中に愛はない、それは前から知っていましたが、またしてもその事実をはっきりと突きつけられて、愛の心をくださいと祈る心を与えられました。

神様は時間厳守

エリックさんが帰られる時、「今日はお会いできて良かったです。私はもうすぐ(?)パプア・ニューギニアへ行く予定で、ビザがおりるのを待っているところなのですが、予定より遅れていて…。その事でがっかりしたこともありますが、もしもっと早くビザがおりていたら今日お会いすることはできなかったですね」と私が言うと、「本当だね。本当に不思議だね。神様は急ぎすぎることは決してないんだ。いつだってそうなんだよ。僕も君にあえてすごく良かったよ!」と言ってくださいました。

神様は本当に、5分前でも5分後でもなく、時間ぴったりにすべてを導いてくださるのですね。これから出発する直前まで、神様のご計画がたくさん待っていることを思うと、楽しみにその時を待つことができます。

兼次宏枝を支える会 会報「クレーマ」2001より