ドキュメント

いまアジアで起こっていること、石川學、2002.5.26

台湾では

「楊美莉さんのために教会はどんな訓練をしていったらいいでしょうか」 台北市(台湾)の感恩教会から献身して中華福音神学院で学んでいる美莉さんのことで相談に行ったときのことです。主任牧師からこう質問されました。美莉さんが神学校を終えるのは1年半先のことですが、私たちは訪問を繰り返し、教会のスタッフと共に準備を進めています。

台湾ウィクリフは1995年の発足以来、ひとりの事務局員と委員会の努力が祝福されて、働きが進んできました。最優先課題は主事就任でしたが、ようやく有望な候補が導かれてきました。

これまでアフリカ、メキシコ、フイリピン、パプアニューギニア、東欧、マレーシアにメンバーが派遣されました。異文化宣教は台湾の教会にとってまだ新しいのですが、ウィクリフはその分野でパイオニヤ的な役割を果たしています。

委員会にはメソジスト教会牧師、OMF主事、神学校教授、大学教授、台湾地方教会長老、キリスト者学生会主事、台湾福音同盟総主事など、各方面で活躍中の指導者が加わっています。

宣教キャンプと言語学入門コース、それに宣教地訪問が定期的なプログラムで、その他、機会があるたびに教会や神学校を訪問して働きの紹介をしています。台湾ウィクリフのキーワードは教会とのパートナーシップです。

マレーシアでは

マレーシア・ウィクリフのスタートは台湾より早く、エライシャ・チュワ主事の就任は7年前でした。

宣教キャンプ、言語学入門コース、ジャーニー、宣教方策セミナー、宣教地訪問旅行、宣教ダイナミックス、信徒のためのビジョン育成研修会と、かなり多彩なプログラムをもっています。宣教キャンプは年2回の開催で、毎回20〜40名ほどの参加者があり、ビジョンが着実に広がっています。私たちがマレーシア・ウィクリフに関わりはじめた頃は、 「日本人のクリスチャンに会ったのは初めて」 という人たちもいましたし、宣教キャンプで、 「日本の私たちの母教会は会員が20名くらいです」 というと驚かれました。

マレーシア・ウィクリフのメンバーはまもなく25名になります。奉仕地はパキスタン、東アジア、南アジア、パプアニューギニア、東欧などで、ケニヤ派遣を目指して準備中の夫妻もいて、大きな成長が期待できます。

その他の国々では

タイからも聖書翻訳の働きに加わる人たちがいて、パプアニューギニアやインドシナで奉仕を始めています。タイの教会は宣教支援という面ではまだそれほど理解が深まっていないのですが、新任のチュムサン主事がプロモーションを始めています。

ビジョン2025の目標達成を目指して、韓国からミン・ユン氏が抜擢されました。2010年までにアジア人を2千人募集するという大きなプロジェクトの責任を負っています。モンゴールからも志願者がいます。インドではすでに国内宣教師による他言語民族への翻訳が進んでいますし、ロシア・ウィクリフがインドへのメンバー派遣を決めて準備中です。

21世紀の福音宣教にはアジアの教会が大きな期待を責任を負っていますが、いまアジアでは各地の教会が主の期待に応えているのです。