ドキュメント

「TOGETHER WE CAN」−ウィクリフ国際会議報告、広橋嘉信、1999.7

ウィクリフ国際会議は3年に1回、開催される。 5月31日〜6月11日、アメリカ・ノースカロライナのJAARSセンターに、 宣教師派遣各国(ウィクリフ)と働きの現場各国(SIL)から、 それぞれの部門の責任者たち、300名が集った。

主題「TOGETHE WE CAN」のもと「VISION2025」 の採択をめぐって、毎朝7:55〜夕方6:00まで、昼 食と休憩時間以外は会議の連続であった。

特に「VISION2025」は、今後、聖書翻訳が必要 な2000言語を、2025年までに着手しようという志 の表明である。その実現のため、何を考え、何をす べきか、祈りと献身と一致の更新の必要など、激し い討論と分かち合いと、祈りの一致をめざした。こ とに、カギをにぎることがらとして、パートナーシ ップの新たな構築のあり方をめぐり、意見が多く出 された。

パートナーシップの組み方は、(1)現地地方及び国 家政府機関、学術団体と(2)諸教会と(3)現地聖書翻訳 団体と、(4)個人有志などがある。

それぞれの国情と、地方の状況が異なり、共通目 的と協力の限界を理解しつつ、どこまで 「TOGETHER WE CAN」かを設定、契約、実施す ることは、なみたいていの苦労ではない。

多種多様なパートナーシップのあり方をめぐっ て、大原則、共通の価値、共通の目的をウィクリフ、 SILが、見いだして協力者と交渉、推進をしなけれ ばならない。

さて、今回、国際ウィクリフ聖書翻訳協会総裁に デイビッド・ヒュグノー氏(現アジアウィクリフ総 主事)、理事に、日本から福田崇主事(再選)、韓国から− ミン・ヨン・ジュン主事、フイリッピンからルイス・ パントーハ牧師が他の6名とともに選出された。ア ジア関係者から、4名も国際の責任ある立場に選出 されたことは特筆すべきことで、「VISION 2025」 でアジアの占める働きの重要性も、また増大した。

ひるがえって、日本ウィクリフは宣教師派遣国と して、現地宣教師方の労苦を理解する努力と祈りの 支援を熱くし、さらなる宣教師の必要を覚え、宣教 の主に祈り求めたい。これまで宣教師は、日本の東 の方により多く起こされてきたが、これから、西の 方(関西、四国、中国、九州、沖縄方面)で多く起 こされることを願い、支部活動の拠点を設置できる ようにと祈り求めてゆきたい。

私たちの祈りの目標は、日本から100名を!であ る。現在51名である。

主にあって、一人でも多くの民に彼らの心にとど く主のみことばが翻訳されて、福音が届けられ、信 仰の恵みに与る人々が起こされるように、働き人の ため励まし、祈り、支援をつづけて下さるように!!