ドキュメント

悪魔の攻撃、福田崇、2000.9

攻撃の中で一番強力で有効な手段は、クリスチャンを 宣教に参加させないことである。悪魔はそのために、神 話を作り出す。またクリスチャンがそれを信じるように 誘惑し、信じてしまえば、そのうそを信じ続けるように させる。神話には、いくつかの世界的に共通のパターンがある。

第一神話:聖書翻訳宣教は特別な人が参加するもの

このうそは、聖書翻訳ばかりでなく、宣教一般、世界 宣教一般についてもあてはまる。

宣教は牧師先生の仕事、世界宣教は宣教師の仕事と信 じれば、もう悪魔の思うつぼ。宣教、世界宣教、聖書翻 訳宣教は、特別の人が行うのでなく、すべてのクリス チャンが、何らかの参加の仕方で参加することが命じら れており、期待されている業である。

第二神話:聖書翻訳宣教は語学が強い人のもの

日本の英語教育や、古典語教育の場合、記憶力が抜群 に強い人が多く、そう言う人が語学に強いという評判を 得ているようである。

しかし、多くのウィクリフのプロジェクトでは、書い てあるものを暗記するのでなく、相手が口から発音する ものを耳で覚える必要がある。従って、いわゆる語学に 強い人でなくても、人といることが好きな人、おしやべ りが好きな人は、人との交わりの中で言葉を覚えていく。

また文法書がないため、自分で分析して文法規則を考 えなければならない。理科系で分析的な頭脳の人も用い られる。

第三神話:聖書翻訳宣教スーパーマン的な人のもの

何でも好き嫌いしないで食べられ、どこでも直ぐに寝 ることができれば、それにこしたことはないが、そうで なければ、宣教師として働けないわけではない。何でも 食べられ、どこでも寝ることが出来れば、自分が楽をす ることができる。

しかし、人間はパーフェクトではない。何でも出来る 人はいない。

スーパーマンはいない。むしろ、自分の弱さを知って いる人、成長の必要を知っており、成長の仕方を心得て いる人の方が、フィールドでは、長続きする。