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子女教育の前進、福田崇

関連画像 日本ウィクリフには33名の子弟が与えられています。 宣教の業に召されて異文化へ派遣されていく両親と共に子どもたちも異文化の中へ出掛けていきます。 子どもがいるために慰められ、励まされることも多くありますが、と同時に親としての養育、教育の責任もあります。

主の命令に従ってどこにでも行く用意があり、福音のためにはどんな苦労も厭わないのですが、 そのことが子どもを犠牲にすることになるとは思いません。 多くのメンバーにとって、家庭(夫・妻・子ども)に対する責任は宣教師としての働きより重いのです。 このこともまた、自分たちが訳している聖書が教える主の命令に従う道であると信じるからです。

ウィクリフでは、「互いに仕える」という理念が重要なものです。 「チーム・ワーク」という理念も同じように重要です。 サポートの働き人たちは、翻訳者たちが働きを遂行できるように、それぞれの専門分野で貢献します。 「聖書翻訳宣教」のチームに加わったお互いは、それぞれの分野で働きながら、チームの目的達成のために努力します。 その目的とは、すべての聖書翻訳を必要としている言語に聖書を翻訳し、福音を伝え、教会形成の土台を提供することです。

子女教育については、今まで短期の奉仕者が多く送られてきました。 それぞれにユニークな貢献をされ、メンバーの子弟にとって大きな恵みとなりました。 今はメンバーとなった、星野仁子さん、福永(小林)貴恵さんはフィリピンで奉仕しました。 また、それぞれ結婚されたり、仕事に励んでおられる遠山(福原)さゆりさん、平林佐知子さん、 福田輝美さん、和田志乃さんなどがおられます。 現在も、森優子さんがパブアニューギニアで教師として奉仕しています。 こうした短期の奉仕者の積み重ねの上に、前回の総会の前には永井敏夫・悦子夫妻(92年11月)、 福永有・貴恵夫妻(93年11月)がフルタイムの子女教育のメンバーとして、チームに加わりました。 これは、日本ウィクリフにとってだけでなく、日本の異文化宣教の歴史の中で特筆されるべきことであると思います。 初めてのことであるからです。

これにより、私たちはメンバーの子女教育について真剣に取り組んでいく姿勢であることを、 内外に知らせることができました。 ことに子どもを抱える親にとっては、何よりの朗報です。 日本の宣教団体にとっても、 アジア諸国から多く送りだされている異文化の助き人にとっても子女教育が大きな課題となってきています。 日本ウィクリフが良い模範となると同時に、実際的な助けとなることができればと願っています。

カリキュラムの検討など、課題は山積みしています。 短期奉仕の教師の適切な訓練とオリエンテーションなども大切な分野です。 日本の教会は、信仰の継承という大きな問題を抱えています。 宣教師子弟に限らず、自分たちに与えられている子女の教育は教会全体の課題であると信じます。