ドキュメント

メンバ−共通の一般的祈りの課題、福田崇

メンバ−が共通して抱える祈りの課題です。 支援しておられるメンバ−の名前をあげて、具体的にお祈りください。

1.言語に関する祈り

日本語:

独身のメンバーの場合、4年間日本語を話す機会の無い者もいます。 日記・報告・手紙を書いたり、聖書などを読むときだけ日本語という場合もあります。

英語:

日本のメンバーにとっては継続的な課題です。 他国からのメンバーとの会話、仕事上の打ち合わせ、資料の読み、 翻訳のプロセスの中で逆訳を作るなど、すべて英語です。 またサポートワーカー(技術宣教師・教育宣教師など)の場合、 英語で仕事をする場面が多くなります。

派遣地の国語:

多くの派遣地の場合、その国の国語の習得が第1期目の最初の大きな仕事になります。 またサポートワーカーの場合、派遣国の人々へのミニストリーを発展させていくためにも、 国語の習得は重要です。

派遣地方の共通語:

派遣国によっては、地方ごとに国語とは違う地方共通語が使用されている場合があります。 こうした場合には、その地方共通語も習得する必要があります。

タ−ゲット言語:

聖書翻訳を推進するターゲット言語の場合、 その多くには辞書・文法書・文字がありません。 宣教師は、一つ一つ単語を採集し、覚え、辞書に登録し、文法の規則を一つ一つ発見して、 組織化していきます。 さらに音韻の論文をまとめたり、文法書をまとめたり、辞書を完成させていったりと、 言語能力が高まれば高まるほど、学問的な課題をクリア−させる必要があります。 また識字教育者の場合、 すでに聖書翻訳者が辞書・文法書・学習書を完成させている場合が多いですが、 その場合でも言語を学ぶ必要があります。

聖書言語:

聖書翻訳をしていく場合、英語の能力が必要とされますが、 ギリシャ語・ヘブル語の力も大切です。 多くの場合、聖書学校や神学校で学んでから、様々な訓練を経て、派遣地の国語、 地方共通語、ターゲット言語の習得をしていくと、 ギリシャ語やヘブル語ははるか昔のことになってしまいます。

2.移動に関する祈り

パスポ−ト、ビザ、転出、保険、年金、預貯金、電気、ガス、水道等の手続き:

宣教師にとって、移動・引っ越しは避けて通れません。 しかし、すべてのメンバーが、こうした手続きに熟達しているわけではありません。 移動や引っ越しの旅にパニックになるメンバーもいます。 パスポートは大体1週間で取れますが、ビザは国によって異なり、 ある場合には、長期の待機となります。 そうした時に、「出発はいつですか。」と聞かれると、 何とも言えない複雑な気持ちになります。 行きたいのに行かれない、主は本当に導いておられるのかと考えたり、試みの時となります。

荷物の整理、発送:

捨てるもの・人にあげるもの・保管しておくもの・発送するもの・自分で持っていくものなどに分類し、 それぞれに適切に処理していかなくてはなりません。 また出発日の前日まで、今まで住んでいた所にいる場合には、 電気・電話等を打ち切る手続き、掃除、荷物の整理などが複雑になります。

旅の安全・宿泊場所の確保:

経費節約などのために、色々な方法で宿舎を確保する必要があります。 ホテルなどが無い所も多くあり、その場合には人々の善意が頼りになります。 移動方法としては、小型飛行機(有視界飛行)による移動や、 雨期などに土砂崩れになりやすい所、断崖絶壁の道の悪い所を車で移動したり、 何日も歩いたり、海の上を小さなボートで移動するメンバーもいます。

3.生活面に関する祈り

住居の確保:

国語の習得の段階、奉仕する地域に居住する段階など、 様々な段階でそれぞれにふさわしい住居が必要です。 センターがある場合には、そこの家を借りる場合もあり、 センター内に家を建てることもできます。 センターが無い場合には、通常大きな町に居住するケースですので、 家・アパートを借りることになります。 奉仕する地域では、家を借りる場合と、建てる場合がありますが、 いずれにしても費用がかかります。 周囲の人々との調和の問題もありますが、病気にならないように、 健康で安定した生活を確保し、仕事を推進していくことのできる家が必要です。

病気:

宣教地では、様々な風土病、熱帯病、皮膚病に罹る危険性があります。 マラリヤ地区の場合、ほとんどのメンバーがマラリヤにかかります。 この面でも、知恵が必要です。皮膚病を恐れて、人々と接触しなければ、仕事になりません。 それでもできるだけ健康に生活できるよう、主の哀れみを祈りましょう。

水の確保・食料の確保:

派遣国では、大きな都市・町でも水が来なかったり、 停電したり、電話が通じなかったりと、日常的な生活の面で様々な戦いがあります。 またプロジェクト地区に入っていると、手に入る肉・野菜などが限定されます。 飲料水にしても、煮沸に時間がかかったり、遠くまで水汲みに行ったり、労力が取られます。

気候:

日本と気候が異なる中での長期間の奉仕は、エネルギーを消耗します。 暑さ・湿気の厳しい中では、なお更です。 また一年を通して同じような気候の場合も、ストレスの原因になります。 熱帯地方にいる場合でも、高地の寒い所で奉仕をしているメンバーもいます。 多くの奉仕地では、季節が雨期と乾期の二つに分かれています。 雨期には洗濯物が乾かず、土砂崩れで道が寸断されたりします。 逆に、乾期には水の確保が難しい状況になります。

カルチャ−ショック:

どんなに訓練を受けている人でも、信仰の篤い人でも、 大なり小なりカルチャーショックを経験します。 訓練により、比較的に軽くすむ場合もありますが、それでも大変です。 一般的には、蜜月期・拒否期・現実期・安定期などの段階を通過します。

治安:

多くの奉仕地は発展途上の国々にあり、治安の面で不安があります。 観光旅行自粛が外務省から出ているケースも少なくありません。 少数民族地帯でも、独立運動など反政府ゲリラの存在により、治安の面で課題があります。 メンバーは、安全対策のセミナーなどに出席をし、自ら気をつけるように促されています。

4.同労者に関する祈り

SILのメンバ−:

日本ウィクリフのメンバーは、SILインターナショナルの各フィールド支部に所属しています。 支部には、700人のメンバーがいる支部から、 十人ほどのメンバーしかいない支部もあります。

他の宣教団体のメンバ−:

最近は、色々な団体とチームを組む場合が多くなっています。 聖書翻訳、識字教育をはじめ、 放送伝道、文書伝道、開拓伝道、指導者訓練、地域開発、弟子訓練など、 それぞれを専門とする団体と協力します。 結果として、他団体の宣教師との交わりが増えてきます。

現地の教会のリ−ダ−:

リーダーが主のために用いられたり、さらなる訓練を受けたりすると、サタンの攻撃も激しくなります。

一緒に翻訳や識字、サポ−トの働きをする人々:

奉仕する地域では、現地の兄弟姉妹達と一緒に翻訳や識字教育を進めていきます。

5.経済的な面に関する祈り

様々な必要:

6.霊的な面に関する祈り

様々な面での霊的な必要:

7.家族に関する祈り

家族に関する様々な必要:

8.支援関係に関する祈り

母教会・母教団・支える会の様々な必要:

9.聖書翻訳プロジェクトに関する祈り

聖書翻訳の各段階:

以下の各段階のために主の助けがあるように。(支部によりプロセスが違います。)

以上の各段階で、アルファベットの策定、最終決定、文法論文・音韻論文・文化人類学論文などを執筆し辞書を作成します。

地域開発プロジェクトを推進:

人々の実際的な必要に答えて、地域開発プロジェクトを推進する場合もあります。 こうした地域開発プロジェクトのゆえに、派遣国に滞在するビザが与えられる場合があります。

識字教育の推進:

翻訳の早い段階から、識字教育の推進にあたります。 この識字教育のゆえに、滞在ビザが与えられるケースが多くあります。

10年から20年かけて、新約の27書全部が以上のプロセスで完成すると、 全部の改訳作業に入ります。およそ改訳に2年かかります。 そして完成稿のタイプセット、校正読み、印刷、新約聖書献書式の開催となります。

10.メンバーの長期的な計画に関する祈り

帰国報告:

通常4年の奉仕を現地で終えると、帰国して報告をしたり、 身体検査を受け、悪い所を治したり、休養したりします。 仕事の進み具合や、チームを構成する人との兼ね合い、 子供の学校の学期との兼ね合いなどにより帰国時期を決定します。

子女教育:

通常、中学か高校までは現地で教育を受けます。 大学になると、日本かアメリカになります。

研修:

メンバーは、仕事の継続のためやビザ取得のために、修士・博士課程の研修の機会が必要です。